院長挨拶
院長 宮島 直人 から皆様に向けて
令和5年2月より、新たに院長に就任いたしました宮島直人です。
当院は、西区の「泌尿器科かかりつけ病院」として膀胱炎から泌尿器癌まで幅広く診療を行っておりますが、最近の当院の取り組みをご紹介させていただきます。
当院は、病床数28床と比較的小規模な病院ですが、泌尿器科手術に特化したスタッフが充実しており、年間手術件数は1000例を超えています。スピーディーな治療を心掛けており、特に尿路結石は、レーザー砕石術や体外衝撃波で即日治療が可能です。前立腺肥大症の治療では、最新のレーザー蒸散術療法を導入し、従来の治療法に比べて痛みや出血が少なく、入院期間も約半分に短縮されています。
また、札幌孝仁会記念病院 陽子線センターと協同して、前立腺癌の陽子線治療を積極的に行っています。陽子線治療のメリットは、手術と同等の治療成績でありながら、手術で起こりえる尿失禁などの合併症がないためQOL(生活の質)が保たれます。また、従来の放射線治療に比べて照射期間が短く副作用も大幅に軽減しています。
今回新たに、同じ西区にある札幌孝仁会記念病院、第一病院、発寒中央病院とグループ法人になりました。万が一合併症が起った場合でも迅速に対応可能となり、持病が多いご高齢の方でも安心して治療が受けられます。
いずれの取り組みも、患者さんの苦痛をいち早く取り除き、治療による合併症やQOLの低下を最小限に抑えることを理念としています。今後も患者さん本位の姿勢で、最善の治療を提供していきたいと思います。
名誉院長挨拶
名誉院長 中田 康信 から皆様に向けて
当院は1986年の開院以来、西区の「泌尿器科かかりつけ病院」として、地域の皆様に迅速、安心、安全な医療提供に努めてまいりました。
患者さんは痛みや苦しみを堪えて来院します。早く苦痛を取り除くためにも最新の治療装置を駆使し、迅速な診断や適切な治療を心掛けています。急性期病院として専門性の高い急性期一般入院料1(旧7対1)の看護体制をとっており、「思いやり」「優しさ」をもった看護を心掛けています。また、週2回(月、木曜日)の夜間外来診療を30年以上続けています。
高齢化社会を迎え、泌尿器科の果たす役割は益々増えています。高齢者がただ長く「生かされる」だけではなく、より良い生活の質を保ちながら長寿を全うすることが大切です。そのためには、各医療機関や病院以外の施設との連携が必要不可欠であると考えます。
今後も、患者さん本位の姿勢で質の高い医療提供を目指してスタッフ一丸となって努力を重ねてまいる所存です。