生殖器が腫れる・痛い・かゆい
以下のような病気が考えられます。
包皮炎
子供の包皮炎
軟膏や飲み薬で治療します。あわせて包茎の治療も必要です。
大人の包皮炎
包皮が長い場合・亀頭が露出できないなどが原因です。時に糖尿病が関連しています。
包茎の手術が必要な場合があります。
性感染症(STD)
性交渉で感染する病気です。適切に治療しないとパートナー等に感染します。
ヘルペス
ヘルペスウイルスによる感染で陰茎等に発疹が出て、時に痛みを伴います。
飲み薬や軟膏で治療します。再発する場合があり、血液検査で反応を調べます。
尿道炎
尿道の痛み・発赤・膿の排出・時に発熱があります。クラミジアや淋菌が代表的な原因です。飲み薬や注射で治療します。
※難治性の場合があり、治癒の確認が必要です。この場合、尿中の遺伝子検査でクラミジア・淋菌を検出します。
コンジローマ
ウイルスによるイボです。軟膏や切除による治療をします。まれに悪性があります。
毛じらみ
ダニが陰毛その他に感染した状態で、かゆみが出現、時に出血が見られます。
パウダー状の薬で治療します。
陰のう水腫
精巣を包んでいる膜に体液が溜まる状態で、陰嚢が腫れる状態です。多くは原因が不明。治療は、基本は手術(鼠径ヘルニア根治術と同様)であるが、小児では自然治癒する可能性が高い。また、稀に精巣がんが合併している場合がある。
検査
触診、超音波検査
治療
手術(鼠径ヘルニア根治術と同様)
※一時的処置として、穿刺によって液を抜くことが可能である。
精液瘤
大きくなると陰嚢水腫と同様に陰嚢が腫れることがあり、時に痛みがでます。
精巣に結合する精子の通路(精巣上体・精管)に沿って膨らみます。診断は主に触診と超音波検査で行います。治療は手術で、精巣上体と精管の一部を切除します。